回想

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      「じゃあ、それお願いします」     「はい!少々お待ちくださいね」     そう言ってカウンターの奥へと戻って行った       店内を眺めているともう一人の女性が話しかけてきた       「ねぇ?君さっきお店の前にいたでしょ?」     「見られてたんですね…  昨日あの丘の上の家に引っ越してきたばかりで、ちょっと近所を散歩してたら偶然このお店を見つけて」     「えっ!?あれって君のお家だったの?」     「えぇ…どうかしました?」     「いやぁ、きれいなお家だからてっきりレストランか喫茶店か何かだと思ってたよ!」     「確かに自分も初めて見た時はビックリしましたよ!  …まぁそれが昨日だったんですけどね」     「随分急だったのね…  そういえば君、名前と歳は?」
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