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「ところで和実くん?」
話しかけてきたのは唯衣さんだった
「なんでしょう?」
「どうしてうちの店が気になったの?
昨日は定休日だったし看板も出してなかったはずよ?」
確かにそうだ…
昨日は店も閉まってたし別に目を引くようなものなんてなかった
「なんででしょうね…
自分でもわかんないですけど自然とこの店の前で立ち止まってしまって…」
「ふーん…不思議ね」
自分でもわからない…
別に信号待ちとかそんなので立ち止まったわけじゃない
でも気付けばこの店の前で足が止まっていた
…まるで誰かに呼び止められたかのように
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