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奴隷姫!?!?
「しょ、初対面の人にそこまで言われる筋合いはありません!」
何とか言い返してみたけど、ショッキングすぎてしどろもどろになってしまう。
「口答えをするな。この家では俺がルールだ」
そう言い放つと、このムカつく男はクルリと背を向けて伸びをした。
ムッカァ~~~~!!!!!!!!
人より怒りの沸点は低いつもりでいたけれど、さすがの私も我慢の限界。血管がプチンと切れたかと思うと、目の前にいる男の背中に向かって
「~~ッ、このッ……鬼畜王子ィ!!!!」
と、叫んでしまっていた。
ハイ、後悔先に立たずとはこの事ですね。
こちらを振り返った鬼畜王子の冷酷な目が私を捉えて離してくれません。
再びゆっくりとこっちに向かってくる鬼畜王子の放つオーラが怖すぎて、足が震えだした
その時
「おい!!俺の話はまだ終わってねぇぞ!!いつまで待たせる気だテメェ!!!!」
どこから飛び出してきたのか、不良男子が怒鳴りながら近付いて来た。
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