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「おや、ご家族と離れ一人日本に残ることとなった貴女様への、旦那様なりのお気遣いなのですよ?
寂しくないように、と。」
「うっ!」
居候の身の上、そんな風に言われると文句が言いづらい…
「ご心配なさらず。
快適にお過ごしいただけるよう、西園寺家の執事の名にかけて誠心誠意取り計らいます。」
私の手を取って、安心させるように語りかける執事さん。
ぅう、素敵な笑顔が眩しいわ!
…ま、まあこんなイケメンな執事にお世話してもらえるなんて二度とないだろうし?
ルームシェアと言っても一軒家だし?
他の二人には目を瞑ればなんとか…
「ハ!良く言う。
単にまた父上の道化だろう?
面白そうだからとかいう理由に決まっている。
まったく雌豚姫のおかげで楽しい生活が送れそうでなによりだ」
「んだよ、この状況はあんたが原因か?ったく、いい迷惑だぜ、ツナギ女」
…………やっぱ無理ですからー!!!💢
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