終章~死は始まり~

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目が覚めると、僕はベッドの上だった。 意識はあるのだが、体が動かない。 と言うよりも、体の感覚がしない。 そして、僕の顔を誰かが覗きこんだ。 「こんにちは武藤さん♪」 さっきの女の子だった。 僕は、訳がわからずに驚いた。 「な…ぜ?… ぼ…くの…な…まえを…?」 口もうまく動かせなかった。 女の子は、僕の質問を無視して話し出す。 「さっきは、ありがとう♪ 私のおままごとに少しつきあってね♪ お医者さんごっこしよ? 私がお医者さんで、武藤さんは患者さんね♪」 そう言うと、女の子は包丁を持って僕にまたがった。
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