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私は、シャワーで身体を洗い、お湯に浸かりながら、あの煙草の事を考えていた。
大丈夫かしら?
まぁ吸ったところで、大したこと無さそうだしね。
と、軽く考えていたら、浴室の扉に人影が見えた。
ガチャ!
「せぇ~んぱぁ~い♪
入りまぁ~すよぉ~?」
喋りながら、全裸の奈々子が入ってきた。
「しょうがないなぁ。
あんまり広くないんだから、後から入ってくれば……」
話しかけながら、奈々子を見ると様子がおかしいのがわかった。
目が虚ろで、焦点が合ってない。
「どーしたのっ!?」
私は、慌てて浴槽から出て、奈々子の肩を掴む。
奈々子は、甘えた声を出しながら、私の胸を触り出した。
「先輩?
私を抱いてくださぁ~い♪」
危ない!!
何を言ってるの?
我々は女同士……
「何を言ってるの?
ちょっと、目を覚ましなさい!」
私は、シャワーの蛇口をひねり、奈々子の顔に水を浴びせた。
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