黒い箱

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「それで、ナナちゃん? 何が食べたい? リクエストに応えるわよ♪」 「ホントですかぁ~? やったぁ♪ じゃあですね? また、パスタが食べたいですぅ♪」 奈々子は、嬉しそうに手を挙げてバンザイをした。 この前、作ったパスタが好評だったからかな? 今日は、スープパスタにしよっかな♪ 「それで、どうする? 今日は私の家にする? ナナちゃんの家にする?」 私と奈々子の家は、歩いて5分くらいで着くほど近いので、どっちに行くか聞いてみた。 「えっとぉ… 私の家は、散らかってるから、先輩の家でもいいですかぁ?」 ちょっと考えてから、奈々子が答える。 私は、どっちに行っても差し支えないと思い、了承した。 「いいわよ。 じゃあ早速、買い物して帰ろうか? ナナちゃん、行くわよ♪」 私は、そう言うと、奈々子を置いて行くようにスーパーに向かった。 「あっ、先輩~! 待って下さいよぉ~…」 慌てて、私の後を追いかける奈々子が可愛かった。 ちょっと、イジメたくなるのよね♪ そんな感じで、私達はスーパーでも買い物をしたのだった。
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