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……あの日、私は確かに死んだ。
そして私、野々村涼子は、研究所での連続殺人。
それに、家での死体も見つかって、凶悪な殺人鬼として、世の中に顔を広げた。
研究所で謎の火災が発生したのも、巷では私のせいになっているみたいだ。
だが、目撃者は純也しか残っていなかった為に、あの日にあったことの真相は隠蔽されていた。
武藤純也はと言うと、あれから5年の歳月で、実験に実験を重ね、副作用のないストレス解消剤の製品化に成功させ、富と名声を手に入れるところまできていた。
「色々あったが…
いよいよ、明日だな…」
明日が、武藤純也の作ったストレス解消剤が発売される日だった。
純也は、明日の発売日まで、特にすることもなく久しぶりの暇な時間を持て余していた。
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