終章~死は始まり~

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「ママ~♪」 公衆トイレの前に来ると、女の子は純也から降りて走ってトイレの中に入っていってしまった。 それを見て純也は、やれやれといった感じで後ろを向くと、元来た道を歩いてコンビニに向かっていった…… 女の子は、純也が公園から出るのを確認すると、トイレには入らずに、純也の方とは逆の方向に公園を出た。 街中まで行くと、1人の女性を見つけて、後ろから抱きついた。 「どこ行ってたの? あんまり心配かけちゃダメでしょ?」 いつもウロウロしていなくなるのか、その女性は、あまり心配してなさそうに言った。 「大丈夫だよ♪ りょーこ、自分の名前をちゃんと言えるから、迷子にならないもん!」 そして、その女の子は自己紹介をした。 「りょーこの名前はねぇ♪ 梶原 涼子だよっ♪」
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