嘘つき。

13/13
前へ
/100ページ
次へ
「かごめちゃん!何があったの?」 珊瑚はかごめのところに駆け寄った。 「姫羅ちゃんを…殴った。」 かごめは静かに言った。 「殴ったって、何かされたの?」 珊瑚はかごめを支えるようにたっていた。 「姫羅ちゃんが…夜叉に…き…キスしたの…。そしたら急に体が熱くなって、そしたら殴ってた。」 かごめは青ざめながら更に言葉を続けた。 「もう。犬夜叉に会わす顔がない…。皆にも…。あたし最低だよ。自分の気持ちのせいで姫羅ちゃんを殴った。凄く最低だよ………。あたしもうここにはいれない。」 かごめは泣いた。 そのかごめを珊瑚は抱き締めた。 「かごめちゃんは何も悪くないよ?大丈夫。最低でも最悪でもないよ?かごめちゃんも辛かったんだよね?だけど、私達の前からいなくならないで!かごめちゃんがいないなんていやだよ!」珊瑚はかごめに必死に問いかけた。 「もう泣かないで?かごめちゃんが泣くと私も辛いんだよ。」 「うん。ごめんね。珊瑚ちゃん。」 かごめは静かに言った。 「姫羅さん。あなたは本当に犬夜叉のこと好きなのですか?」 弥勒は姫羅に聞いた。 「好きじゃなかったらこんなに告白してないわよ!」 姫羅は弥勒に言った。 「聞き方を間違えましたね。では、あなた方とは今日初めて会いました。一目惚れかもしれないですが告白するのには早くないですか?」 弥勒は姫羅に言った。 「そ…それは…。」 姫羅は黙りこんだ。 .
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

365人が本棚に入れています
本棚に追加