亀裂と記憶

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かごめは次々と攻撃を繰り返し犬夜叉は苦戦気味だがなんとかかごめの近くまで辿り着き接近戦になった。 一端攻撃をやめて犬夜叉を見た。 そしてかごめは、 「どうして?!なんでここまでくるの?あたしは犬夜叉を殺そうとしてるのよ?!」 と叫んだ。 それに対して犬夜叉は 「かごめ。…今のお前は記憶を書き替えられてるからわからないかもしれねぇが、俺はお前をたくさん傷付けた。桔梗とかごめの間をフラフラして今回だって話をつけるとか言って隙をつかれてキスされたりして余計嫌な思いをさせた。だから、お前が俺を傷つけても文句のひとつ言わねー。それに…。かごめ、お前は。 俺の居場所だから―――。 早く記憶を取り戻してくれ…。かごめ。」 と自分の気持ちを伝えるとかごめは泣いていた。 「どうして、涙が出るんだろう。さっきもそう。犬夜叉の悲しそうな表情を思い出したらとても胸が締め付けられて、でも、どこか懐かしくて涙がでた。」 と言った瞬間かごめは少し頭に痛みを感じた。 すると頭に映像がながれてきた。 (なに?これ…。こんな記憶なんかあったっけ?。なんで犬夜叉は木に張り付けられてるの?あたしこんなの知らないのに…。でも、とても懐かしい感じがするのはなんで?) それから、少しして頭の痛みもひいた。 かごめはさっき頭にちらついた映像がまだ気掛かりだったがまだ記憶は全然戻っていない為また剣先を犬夜叉に向け走り出した。 .
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