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貭川「ところで、単語が分からないとは?」
守谷「なんちゃらフェイズとか……」
……なんちゃらフェイズ?
貭川「…まぁ、最初はデュエルの流れを説明しようか。」
守谷「えぇ~…貭川先生、私デッキ持ってないんで、まずカードが欲しいです!」
貭川「デッキ?デッキがなければヒビキの使えばいいじゃない?」
そう言ってオレはヒビキのデッキを奪い取り、守谷に差し出す。今のうちにガトリング・ドラゴンも回収するべきだな。
ヒビキ「てめっマリー・アントワネット気取りか!!」
守谷「自分のカードがあればルールの勉強も頑張れるんだけどな…??」
…まぁいいか。確かにカードがあれば覚えやすいだろう。
仕方ないな、パレットに行ってカードを手に入れよう。
~ゲーム屋「パレット」~
淳「先輩、こんにちは~♪」
クレア「あら、貭川君。今日は新しいパックの発売日よ?」
それぐらい知ってるさ。オレの情報網を甘くみないで頂きたい。
貭川「しかし、淳とクレアとは…珍しい組み合わせだな。」
淳「クレアさんが可愛いカードが欲し「だめぇぇぇぇぇ!!!」」
…うるせー。オレの鼓膜破れてない?大丈夫?
クレア「あっ…あはは!なんでもないのよ!」
淳はクレアに口を塞がれ、声にならない声を出している。
貭川「…淳とクレア、暇ならオレの家に来ないか?守谷にデュエルを教えるんだ。手伝ってくれたら有り難い。」
クレア「あたしは大丈夫よ♪」
淳は声が出せないため、親指を立ててウインクしてきた。
…こっちではそういうキャラになるのか。
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