第17話 三度、縁結び!

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「はい」 「じゃあ、上がれよ。適当に座ってくれ」 俺は再びカーテンに向かう。 夏奈子は待ちきれないのか、俺の背に向かって「あの・・」と声をかけてきた。 「なんだ?」 俺はカーテンを開けながら聞き返した。 「まだ、指輪を持っていますか?それとも、もう美奈さんに?」 「いや、まだ返してない」 そう答えた瞬間、窓ガラスに映る夏奈子の目がピカピカッと光った (なっ!?) 俺は慌てて振り返るが、夏奈子の目に異常はない。 「望月さん、どうしました?」 「い、いや、なんでもない」 (・・・そうだよな) 人間の目が光るはずがない。 (気のせいだ) 俺は自分にそう言い聞かせ、窓を開けるため錠に手を伸ばす。  夏奈子は待ちきれないのか、また後ろから話しかけてきた。 「あの・・・望月さん。私と二人で神社へ行きませんか?」 「ああ、別にいいけど」 ピカピカ!!  窓ガラスに光が瞬く。  (や、やっぱり・・・光ってる!?)
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