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「お腹すいたー」
事の始まりは、
丁度正午のお昼時。
恋人が言った
この一言から始まった。
『ん?』
「せやからー
お腹すいたのー!」
身長が俺より
断然小さい俺の恋人は、
俺と話す時は
いつも自然と上目遣い。
(うわー…どうしよ)
ちなみに今回も
そんな訳で…。
たっちょん
心臓バクバクです(笑)
「なあー
何か作って?」
ちょこっと首を傾げ、
俺の顔を見つめてくる。
「なあー…」
くいっと袖を引かれ、
恋人を押し倒したい
衝動に駆られるが
そこは我慢。
『ん、分かった。』
「ほんま?!」
『おん。
せやからご褒美頂戴?』
「ご褒美?」
『おん。ご褒美』
「んー、分かった!
せやからはよ、
ご飯作って!」
『はいはい』
→
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