カイツール~コーラル城 【外殻大地編】

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カイツールにライアは到着していた。ジェイド達の任務とタルタロスを奪われたことを考えてここにジェイド達が来ると確信したからだ。しかし、周りを見渡してもジェイド達の姿は見えない。国境にいる軍人に聞いてみてもまだ見てないらしい。盛大な溜め息をついた瞬間、背後から気配を感じすぐさま臨戦態勢をとる 「これはこれは、ライア・アーク中将ではないですか」 「貴方は……ヴァン・グランツ主席総長ですね。お久しぶりですね」 臨戦態勢を解きヴァンに握手をする。久しぶりの出会いだったらしくお互い笑いあっている 「私のことはヴァンで構いませんよ。それより、いろいろ話もしたいので宿屋に移動しませんか?」 ヴァンは宿屋に移動する事をすすめる。ライアもそれに賛成し二人は宿屋に入っていった 数時間ぐらい二人は世間話やら経験談やら話していると外から剣と剣がぶつかり合う特有の金属音を耳にした 「私は気になるので見てきますがアーク中将はどうなされますか?」 「今は少し疲れているので遠慮しておきます」 ヴァンの申し出を断った。すると、ヴァンはわかりましたと呟き外に出ていった 数十分後、ヴァンは少々疲れたような表情で宿屋に帰ってきた。何があったのか聞こうとすると第三者に邪魔される 「何故あなたがここにいるのですか?」 ジェイドが椅子に座っているライアを見つけ驚いた表情で見つめている 「ピオニー陛下からの特別任務でジェイド達の任務の手伝いをまかされたんですよ」 ライアは立ち上がりジェイドに来た理由を大まかに説明する。するとジェイドも納得した表情になる。その時、ティアがジェイドに訪ねかけた 「大佐、彼は誰なんです?」 「これは失礼しました。マルクト帝国軍特務師団師団長のライア・アーク中将です。以後お見知り置きを」 耳が良いのかティアが小声でジェイドに話しかけていた内容が聞こえたらしくティアの前に行き自己紹介を笑顔で始めた
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