第一章【出会ったのか】

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ここで自己紹介すると、僕の名前は蔦実。ツタミと読む。近所の共学の公立高校に通う女子高生だ。 その筈なのだが、父親の影響で自分でもビックリする程ボーイッシュにそだってしまった為、家族処か、友達も僕を男の子の様に扱ってくる。 2月14日に「経西は先生にチョコくれるよなー。」の先生の一言に、「えー、なんで僕がー。」と返したりするのはザラである。 改めて自己紹介。本体:経西 蔦実。へにしつたみと読め。 「今月何回遅刻してんのツタミィー?」 たしか2回。誤魔化せたのを入れると25回。 駄目だ。視界がイマイチ良くならない。寝ぼけた感じがずっと続く。
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