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男『だってこいつミホコちゃんにぞぉっこんなんだもんよー』
春山『オレは ミホコのためなら いつだって死ねる』
和希ﾏﾏ『あ…なんだっけ？注文なんだっけ？』
和希心｢ひとりぼっちのよーな気がして ドキドキしてしまう｣｢オレ ……のためなら 死ねる｣
ガチャン がちゃん
和希心｢ママ 今日あたしボーソーゾクの集会に出るから遅くなるよ｣
和希『ママ？』
ガチャ ガチャン
和希『………』『ママ』
ジャー
和希『ママ？』
ジャー きゅっ
和希『くーそばばァっ』
ガシャンッ
和希ﾏﾏ『……ああびっくりした………』『や……だなママのムスメは昔っからそんな子になるよてーはなかった』『ママとムスメは友だちのよーに…』
和希心｢ﾑｶｯ ばかかこいつっ｣
和希『ふーざけんじゃねーよ』『このくそばばぁっ』
和希ﾏﾏ心｢ﾑｶｯ｣
和希ﾏﾏ『不良になりたければ勝手になりなさい』
和希『ふっ』『おまえも ふつーの母オヤだなっ｢くそばばぁ｣は不りおしか つかわないことばだと思ってんだろっがきっ』
和希ﾏﾏ心｢ムっかぁ――｣
『てめーらが不良っていってるやつより悪いガキは世の中いくらだっていんだよぉっ』『』『きょーから｢不良｣になってやるっ ふっ』
バシィインッ ドタドタ
和希ﾏﾏ『どーしてあたしに似なかったのかしら ちきしょー』
和希心｢ドキドキしてんのはこっちの方だよっ｣｢ママにはあたしのことなんか一生わかんないっ｣
ウオゥォオン ウァーン
和希心｢耳を つんざくよーな この音が好き｣
ブオン ォンオン
和希『ふんくそばばぁの方が 愛着があっていーじゃ』
絵里『え なに？』
和希『あ ううん』
和希心｢暴走族の名まえは きいたけど忘れた｣｢けど かなり有名なあっちこっちできいたことのあるよーな名まえだった｣
絵里『ね お母さんになんていってきた？』
和希『｢今日から不良になってやる｣』
絵里『ぶーくくくおっかしーの和希ってぇー』
ウオン ウ アン…
和希心｢ぶたあっ｣
ウァ―――… ウァ……
和希心｢なんだ……｣
男『なぁんだよハルヤマよーしかとこきやがって 近ごろあいつむかつくゼー』
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