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警備『ええ今回は学校の処置に任せますから』
担任『はい ありがとうございます』
和希心「ぶたのシャーペンだけは欲しかったのに…」
警備『ただし2度とこんなことないように…』
担任『はいそれは…』
担任『さ 行きましょう宮市さん』
和希心「300えん だったんだ」
担任『野澤さんのお母さんが言ったことは気にしなくていいのよ』『あなたのお母様だって 好きであなたを一人にしてる訳じゃないんだし』『あなたが2才の時にお父様を亡くして以来12年間もたった一人でやってこられたんだから』
和希『ママ一人じゃないですよ』『昔から恋人がいるんです お金持ちの』
担任『あ… あ… あ…』『そうなの?』『あ 宮市さんこの曲はね』『ブ ブラームスのセレナーデってゆー曲なのよ 知ってる?』
和希心「この人のこーゆー 一生懸命な所が面白くて好き」
担任『あ そーだわ』『あなたこの頃コーラス部の練習にも全然出てこないじゃない?』
和希心「コーラス部のみんなの口の開け方も からかってる訳じゃなくて それを見てるのがすごく…」
担任『また皆と一緒に歌いましょう?』『そしたら…淋しくないわ』
和希『先生』『また胃の薬ですか?』
担任『え…うん』
和希『ケタケタケタ』
担任『宮市さ…ん?』『前髪切りなさい』
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