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「で、繁…これどうするんだ?」
全員のやりたいことを書いたメモ用紙は小さく畳んで、ゴディバの缶に収められた。
その後で惟幸は聞いた。
「うん、この缶から5人が順番にひとつずつ引いて実際にやろうと思ってね」
「ほほぅ」
祐二が、興味深げな声を上げる。
変に凝った事は好きだったし、やりたいことを話し合って決めようとしても決まるはずがないのだから、この方法には異論はなかった。
「じゃあ、順番はどうするんだ?」
一樹は、頬杖を付きながら微笑んで聞く。
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