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「次は惟の番だな」
いよいよ僕の番が回ってきた。僕の意中の女性はうちの近くの花屋さんにいる人だった。
「でもさ、12時回ったとこだし飯食べに行こうぜ」
と、一樹は冷静に言った。
僕はほっと胸をなで下ろした。
「しかし、この命題悪くなかったな」
大五がそう言い切った。
「俺が一番そう思ってるよ」
裕二はにやつきながら言う。こんなことさえなければ一生伝えないままだったかも知れないのだから。
「後悔するよりはずっと良いさ」
と一樹も言った。
ここから近くに美味しいイタリアンを食べさせてくれる店がある。そこに行くことに決めて単車を走らせた。
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