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「じゃ、さっさと帰ろうぜ」
今まで落ち込んでいたのが嘘のように俊介は立ち上がった。
バカなので基本的に切り替えは早いようである。
「あぁ…ってそいえばあいつらはどこにいんだよ?」
「もう外で待ってる~」
「それを早く言えよ!!ならさっさと行くぞ」
俺達は教室を出てさっさと歩いて校舎を出た。途中すれ違う何人もの生徒が振り返り俺達を見ていたが気にしずにいた。
校舎を出て少し歩き校門の近くまで行くと薄い茶色のロングヘアーの女の子とオレンジ色の短髪の大柄な男と水色のポニーテールの女の子が近付いて来た。
「遅いわよ、蓮、俊介」
「わりぃ瑠璃(ルリ)、蓮の奴がなかなか来なくてさぁ~」
「いや、お前がアホな事いつまでもしてるからだろ」
「誰がアホだアホ!!」
「あ、悪い間違えた。バカだったな」
「誰がバカだ~!!ってか俺
バカでもアホでもね~よ!!」
「おいおい、いつまで漫才やってる気だよ」
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