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そう言ってオレンジ色の短髪の大柄な男が蓮と俊介の頭をひっぱたいた。
「痛って~な啓剛(ケイゴ)、何すんだよ」
「お前らがいつまでも漫才やってるからだ」
「だからって叩くなよ~、つ~かふざけんな」
「ほ~、それは俺に喧嘩売ってると捉えていいんだな?」
啓剛はそう言い自分の指の骨をバキバキと鳴らした。
「(うっ、ヤベェ……)つ~か蓮、お前なんでずっと黙ってるんだよ」
「いや、啓剛と喧嘩して無傷で済むと思わないし、それに面倒臭い」
「俊介、素直に謝っちゃえば」
「オイ~、ふざけんな」
「何か言い残す事はあるか?」
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