プロローグ

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どこかの薄暗い部屋・・・・・ 2人の人間が何か話していた。 「本当なのかその話は?」 声からして男と判断できる声が尋ねる。 「ええ、事実よ。地球にとんでもない魔力を持った少年がいるわ」 その男の問いに答えたのは透き通った女性の声だった。 「で、俺っちにそいつをこっちに連れて来いってことか?」 「ええ、その通りですよ。頼みますよ。九流君(クリュウ)」 女性の指示に九流と呼ばれた男は 「俺っちには拒否権無しですか……。 まぁ暇だしいいッスよ。じゃあちょっくら行って来や~す。」 九流はそう言った瞬間、突然消えてしまった。 「ふふっ、これから面白くなりそうね……」 残された女性は1人薄暗い部屋で笑っていた。
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