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「お~い、蓮!!」
いきなり後ろから名前を呼ばれたので振り返ると金髪の奴が凄い勢いでこちらに突っ込んで来た。
俺は当たる寸前で横にスッと動き避けた。急に避けたので金髪の奴はそのまま壁に突っ込んで倒れた。
「お~い、大丈夫か~俊介(シュンスケ)~」
俊介と呼ばれた金髪の奴は床からゆっくりと起き上がり、
「痛て~よ、蓮!いきなり避けんなよな!」
「毎日同じ事してんだから避けられて当たり前だろーが」
「ウォッ!?マジかよ……」
頭を抱えてショックを受けるこのバカの名前は五十嵐 俊介(イガラシ シュンスケ)、俺とは幼なじみでまぁ言ってみれば昔からの腐れ縁だ。足が異常に速く陸上の全国大会に出られるほどの俊足だ。
しかし基本的にバカである……
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