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真幸
「うん?あの子、あっちこっち通学路を行ったり来たりして走り回っているね。暴漢に襲われている、ってとこかな?よし、行け。」
文也
「・・・やだよ。」
真幸
「文也。オレはわかってる。厄介事はごめんだと口で言ってても、困ってる人間はほっとけないタイプだ、お前は。」
文也
「・・・勝手に決めんな。お前が行けばいいだけの話じゃ・・・いねぇ!?」
今まで隣で話してたのに!?逃げ足はホント人間じゃねぇな!
子夏
「はぁはぁ・・・っ、わあっ!?」
しまった。やり過ごそうとしてたのに曲がり角でぶつかっちまった・・・。
子夏
「あ、すみません・・・急いでいて前を見ていなくて・・・。」
急いでいたはずなのに、わざわざ立ち止まって息を切らせながらもペコペコ何度も謝る。
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