第1章 俺の日常とそれの崩壊(いきなり!?)

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 真幸 「うん?あの子、あっちこっち通学路を行ったり来たりして走り回っているね。暴漢に襲われている、ってとこかな?よし、行け。」  文也 「・・・やだよ。」  真幸 「文也。オレはわかってる。厄介事はごめんだと口で言ってても、困ってる人間はほっとけないタイプだ、お前は。」  文也 「・・・勝手に決めんな。お前が行けばいいだけの話じゃ・・・いねぇ!?」 今まで隣で話してたのに!?逃げ足はホント人間じゃねぇな!  子夏 「はぁはぁ・・・っ、わあっ!?」 しまった。やり過ごそうとしてたのに曲がり角でぶつかっちまった・・・。  子夏 「あ、すみません・・・急いでいて前を見ていなくて・・・。」 急いでいたはずなのに、わざわざ立ち止まって息を切らせながらもペコペコ何度も謝る。
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