第一章…[Blind]

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    部屋に入り、ベッドにゴロンと仰向けで寝転ぶ   そして暖房のスイッチを押した       「楽しかったけど疲れたな…」       ふぅ、と息を吐くと 何故かあの転んだ女の子が頭に浮かんだ       肌の色は白くて、体は細かった 髪は茶色のストレート …これって普通の女の子だよね?     ニット帽、マフラー、手袋 完全防寒だったな(笑)   マフラーに顔を埋めてて…     ってこれも普通かぁ。       なんでこんな印象に残ってるんだろう       …やっぱり、目が見えないから?       でも目はすごく綺麗だった 少し茶色の透き通った瞳 あんな綺麗なのに盲目…?       また転んでないといいけど…。                     俺はいつの間にか眠っていた       目が覚めたのは翌日だった。    
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