戻ることのない…

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食堂で翔はホットケーキ6枚にメープルシロップをたっぷりかけて食べ始めた。 正直みていると気持ち悪くなってくる…。 「翔…メープルシロップかけ過ぎじゃない?」 「そうかなぁ~?」 僕はお茶を飲んでいた。 すると食堂の外が騒がしくなった。 「お前のせいやろ!おごれや!」 「なんでだよ!元はと言えばお前がからんできたからだろうが!!」 「せやからどうしたぁ!おごれや!今月もう金ないんや!!」 「はぁ!?そんなんお前のせい…おっ!翔~!涼もいんじゃん♪」 「なんやねん!話そらすなや!」 ナデシコとレイだ。 レイ、きっとなんかたくらんでるよ…。 「金貸して!」 やっぱり…。 「そんなこと言ってナデシコに良いとこ見せたいんでしょ~」 翔が攻め立てるとレイは真っ赤になってしまった。 そこで僕は、 「ナーちゃん(ナデシコのこと)おいで」 「なにぃ?」 「なに食べたい?」 「きゃ~♪ほんまにぃ~!やさしいなぁ~!レイとちごうて…。」 「なっ!涼!お前とゆうやつは…」
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