誕生日

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そして、たっちゃんは俺の事を抱きしめた。     「バカ西っ!!俺の亀に手出してんじゃねーぞっ!!」   「は!?俺の亀だからっ!!」     ギャーギャー騒ぎだした、赤西とたっちゃん。     たっちゃんが赤西と夢中で喧嘩してるのを見計らって、たっちゃんの抱きしめられてた腕からすり抜けた。     「亀おいでっ」     中丸が小さい声で言った。 手を小さくおいでおいでってやってる。 おじいちゃんみたいっ←     俺は中丸の首に腕を回した。 俺は中丸の身長よりも小さいから、自然に上目使いになる。     「ねえ、なかまるー?」     甘えたような声を出して中丸を見つめれば、中丸は照れて若干きょどってた。     「あ--------!!!!中丸------!!! 俺の亀にテメエ-------------」
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