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「これでよし。本当は医師免許が無い私がしちゃいけないんだろうけど、叔父さんに完全な治療を受けて、今度あった時は笑って会おう」
「…ありがとう凛。三人で大丈夫?僕も再び―」
「駄目だよ。藤は私達三人の為に普通の学校生活を捨てたんだよ。皆に嫌われてもマフィアやヤクザの私達と仲良くしてくれた。藤が笑ってくれる事が私達の喜びなの」
叔父さん達が迎えに来たので私は立ち上がり外に出た。
「藤、またね」
「…うん、またね」
扉を閉めコンクリートと人工藻で穴を塞いだ。
《…作戦は成功。藤を無事に送り届けたよ》
了解
ありがとう藤、私達頑張るからね。
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「お母様を人質にされるなんて、情けないですね」
「情けない…か。そんな機能もあるのか刻無時計は」
「こくむ時計?」
私は駅の掲示板の暗号でオヤジに呼び出された、暗号は嘘をついてはいけない掟があり、一人で来るとあったので藤と見たお母様を人質される場面を確認した。
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