刻の無い時計2

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「針が無い時計の名前は刻無時計。お前らに1つ面白い事を教えてやろうと思ってな」 「何を?暗号の呼び出しの嘘は殺されるよ」  オヤジは煙草を吹かすと写真を見せた。 「お前ら四人は実験体だ。刻無時計を完成させる為のな」 「何言ってるの?叔父さんは――」 「不思議な点に三人は気付いていたろ?」  そう4日間不思議に思うことはあった、何故居場所を知られるのか、何故叔父さんの家が無事なのかとか…。 「お前らが言ってる叔父さんは政府の人間だ。そして叔父さんが作っているのは、4つを1つにして国を滅ぼすための兵器だ」 「嘘よ…だってテストの感や運動能力とか外の体育が嫌だから雨とか…私達が出した一般生徒が考えそうな案から生まれた発明なんだよ?」 「本当にそうか?お前はテストのヤマを当てる程度にテスト内容を知る発明が欲しかったか?」  私は動揺した、どれが嘘でどれが本当か分からなくなった。
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