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マリオが愛煌学園(にほん)に来て、早くも1ヶ月が過ぎようとしていた。
「んっ、あっ、はぁ…」
何で、俺…
マリオと、こんな事になっているんだろう?
「本当に…あの方の言った通りですね。紗莉夢くんは男にこんな風に辱められて、こんなにも感じて…ふふっ、ここが悦いんですか?」
こんな筈じゃなかった…
「あっ、マリ…っ…も…無理…やっ…あぁっ…」
俺は唯、マリオと『友達』になりたかっただけなのに…
「悦いですよ…紗莉夢くん。とても…感じます…」
ベットに縫い付けられた手首が、痛い。
ギシギシと、マリオの動きに合わせてベットが軋む。
俺の世界を『黒』が支配し、そんな俺をマリオが支配する。
どんなに目を凝らしても、目隠しされた先には『闇』しか見えない。
「あっ、お…お願…も…許し…っ…」
目が見えない分、次に自分が何をされるのか怖くて、いつもより過剰な反応になってしまう。
「ふふっ…紗莉夢くんは、ここがお好きですか?」
耳元で囁く彼の声は、初めて聞いたあの時の優しさを残したまま…
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