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入学式が木曜日だったため、今日は土曜日
昨日の帰り担任に、明日部活を見学していいか聞いたところ、了承を得たので見学に行く
だが部活は2時かららしく、それまで暇なので町でもぶらぶらしてから部活に行くことにした
槙原「確かこの前商店街に行った時、スポーツ店があったよーな」
俺は入学式の二週間前からこの町に来ていたので、なんどか買い物にも出かけている
槙原「っよし、と」
部活の見学に行くので、上下ともウィンドブレイカーを着て出かけた
槙原「ここだ、ここ」
「いらっしゃい。好きなだけ見ていってよ」
ここの店の人だろうか、おじさんではなくもうおじいさんのような人に話しかけられた
槙原「あ、どーも…」
店主「あんた、見掛けない顔だねぇ…どこの人だい?」
槙原「あ!えぇーと、二週間前にアメリカから引っ越して来たばかりなんで。一昨日に入学式があったんです」
店主「ほーぅ、アメリカからねぇ。どうりで見ない顔だよ。そういえば、入学式っていうのは高校のかい?」
槙原「そーですけど…」
店主「そーかい、そーかい。わしの孫も入学式での、緑翔学院に入学しよったわ。大岸ってしらんかい?」
槙原「大岸さんですか…すいません、まだ2日しか行ってないもので」
店主「そりゃそーじゃな!あんたその格好からしてバスケットしてるじゃろ?わしの孫もバスケットをしているんじゃよ。色々と面倒を見てあげてくださいな」
槙原「いえいえ、面倒だなんて」
俺は話が終わって、店の中を少しまわってから店を出た
12時半を過ぎていたので飯を食べてから部活に向かう事にした
1時半に学校に着いた
体育館に向かうとドアの前に一人の男子がいた
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