電話

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『もしもし、大崎と申しますが亮佑さんですね』 『はいそうですが・・・・』 『突然の電話ですみませんでした 私は大学のOBの者ですが、今日お電話させて頂いたのは就職活動のお手伝いの為です 亮佑君はもう、どこかの企業から就職内定は出ていますか?』 『いえ~まだですが・・・・すみませんが大崎さんと俺会った事有りましたっけ?ラグビー部出身の方ですか?』 『いえいえお会いした事は無いし、ラグビー関係ではありませんよ』 なんか怪しい電話だと思ったから 『じゃあ何故俺のとこに電話してくれてるんですか?っていうより家の電話番号どうやって調べたんですか?』 と怪訝そうに聞いた 『いや~驚かせた様でごめんなさい・・・私はワールド生命の社員で亮佑君と同じ大学のOBなんです当社は今、来期の社員募集をしているんですが私は採用担当している関係で大学にお願いして体育会系クラブの人の名簿をお預かりし君に電話したんですよ・・・・迷惑だったらすみません』 何と無く意味は理解した 『そうなんですか・・・』 『もし、まだ内定先が未定なら一度お会いしませんか?』 『でも、生保とか金融機関なんて俺みたいなものが話し聞いても・・・・ ガラじゃないし・・・・』『ハハハ・・・まだ何も説明してないし話しを聞くだけ聞いてみても損は無いんじゃないですか?』 まぁそれはその通りだと思った 『そうですね!でも必ずしもお世話になるとは限りませんがそれでも構いませんか?大崎さんにご迷惑かけたくないし・・・・』 『全然迷惑な事無いですよ!お互い気軽にお会いしましょう』 結局一度会ってみる事にした・・・・本当に気軽な気持ちだった
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