さよなら

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アタシの手はドアノブごと セイちゃんに握りしめられてる セイ『...行ってきますわ?』 セイちゃんの唇が アタシの髪をゆっくりとなぞる ゆうき『...っイッテ...キマ..ス』 顔をみたら泣きそうで うつむいたまま 精一杯声を絞りだす セイ『....こっち向けよ キス出来ないだろ?』 それでも頑なに背を向けるアタシの肩をつかかみ 身体を向きなおされる 顔みたら絶対涙でちゃう みない...みない... うつむき足元を視線がさ迷う セイ『ゆうき』 ゆうき『んっっ!!』 無理矢理 奪うような 激しい キス... 何度も角度を変えて 舌を絡めとる 息が.... 出来ない 足の力が抜ける 立ってられない そのままドアの前に ずるずると崩れ落ちる... ゆうき『セ..イ...ちゃぁ...ん』 抵抗できなくなったアタシに セイちゃんは 覆いかぶさるように キスを続ける 熱い.... もう... 脳ミソ溶けちゃう....
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