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聞きなれた
でもすごく久しぶりの声の主に
表情がこわばる
京『俺がよんだんだ』
ケイがゆうきを守るように
盾になるよう前に立つ
ケイ『アリア....』
声を
名前を
聞いただけなのに
足がすくむ
動けないでいるアタシに
物凄い勢いで歩みよる
壁になるケイさんを押し退けようとして
掴みかかる
アタシはぎゅっと瞳をとじる
ゆうき『...ケイさん大丈夫
どいて下さい』
ケイさんは
アタシの声に視線を落として
すっと身を引く
目の前には相変わらず
お人形さんの様に綺麗なアリアさん
アリア『....あたしはセイちゃんを愛してた』
真っすぐアタシをみて
悲しそうな瞳をしながら
ポツリ...ポツリ...
静かに話しだす
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