第0話:決断してみよう

4/4
前へ
/68ページ
次へ
「……では答えを聞かせてくれ、太郎」 王は再び少年の名を呼ぶ。 太郎は緊張しているのか、やや躊躇いながら口を開いた。 「答えは――」 「答えは?」 太郎は一度少女の方を見てから、王の方に向き直す。 そして 「僕は――」 その日、城の中はいつもより静かだった。
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加