十四話・侵食

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「ハァ…ハァ…どう…?輝朱さん…」 星輝は剣の修行をしていた。 もう他のメンバーは眠っている時間だが輝朱に寝かせてもらえなかった。 しかし修行をここまで続けたのは自分の判断でもある。 「…合格ですよ。よく自分のオリジナルの技を身につけましたね」 輝朱は微笑んだ。 それを見て星輝はガッツポーズをする。 「だってもう足手まといにはなりたくないから!!」 (…変わりましたね) 「どうしたの輝朱さん?」 星輝が顔を除き込む。 「いえ、何でもありません。それより明日は早いですから早く寝たほうがいいですよ」 輝朱は片方しかない眼鏡の位置を戻して言った。 「そうですね。おやすみなさーいッ!」 「おやすみなさい」 輝朱の声を聞き、星輝は走ってテントに入った。
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