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星輝は布団の中に潜りこんだ。
「よし…寝るかぁ…」
目を閉じようとしたそのときであった。
『天河星輝ィ…』
「!!?」
誰かに自分の名前を呼ばれた気がして星輝は起き上がった。
「誰…?」
しかし声は返ってこない。
(きっと修行しすぎて疲れたんだろうな…。輝朱さんの言ったとおり明日は早いんだから早く寝ないと…)
星輝は再び布団に潜った。
『無視すんなよな…』
「!!」
さっきと同じ声であった。
『寝てる暇なんかねェ…。早く外にでやがれ…』
星輝はぎゅっと拳を握りしめると息を吸い込んだ。
(…行くしかない)
星輝はテントからでた。
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