一話・運命
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「ちょっ…何で!?」 電車の中には誰も乗っていないのだ。 運転手さえも。 しかも電車は勝手に動きだしている。 「ちょっと!何これ!?」 星輝は扉を叩いたが開く気配はない。 「どうしよう…入学式に遅刻するなんて…最悪だよ…」 星輝は扉を叩くのをやめ、他の車両に移動した。 「誰か…誰かいないの!?」 そのとき、聞き覚えのある声がした。 「星輝、何してるの?」
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