心高鳴らせるもの

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第二ノ詩 海に身を投げた星座 ――――――――――――――― 夜空を見上げると 必ず目に映るもの 紙に描き 指で辿り 物語に 思いを馳せる 如何な道を辿り 空へ昇り 天空のキャンバスに 描かれたのだろうか 私は 名前を知っている それは輝ける名 誰もが耳にし 慣れ親しんだものの名 私は何時でも 其の名を呟く 其を目にした時 胸が高鳴るような 両の眼より 涙が流るるような 感動を 覚える故に 私は何度でも口にしよう 冥界に封じられた 神の一族の 悟れる神の子 海に身を投げた 美しき女神 ―――アステリア
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