第2章

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「落ち着きましたか?」 「「はい……」」 俺の目の前には正座をする2人の姿があった 「しかし、本当に俺のところで問題ないと思ってるんですか?」 「問題あるとは思っているんだ。しかし、薫ちゃんは…普通の人よりちょっとだけ運が悪い」 「それとこれと……」 「しかし!!君は薫ちゃんの命の恩人だと言うではないか!薫ちゃんがつまり幸運にも生きることができた、そういうことだろう」 隣で姫島がうんうんと頷いている そんな大したことじゃないだろうという突っ込みはしなかった なぜなら、疲れたからだ 「というわけで、君の家に薫ちゃんを住ませてもらえないだろうか」 ふぅ…どうしたもんか…けどまぁ、仕方ないのか… 「1つ条件があります」 「むむ。金なら心配いらないよ」 「そうではなくて…姫島さんの新しい家が見つかるまでという契約でお願いします」 「それは約束しよう。私が責任をもって探しておこう」 こうして、俺と姫島の同居生活が始まるのだった
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