第2章

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家に帰ってからが更に大変だった 「椿、おかえ………母さん!母さん!椿が椿が女、か、彼女らしきものを連れてきた!!」 オヤジがとにかくうざかった 「母さん…これは違うから…」 オヤジには黄金の右を受け止めていただいた 「あらあらとにかくリビングにお入りなさいな」 リビングに入った俺は洗いざらい説明した 姫島には一言も話させなかった なぜなら、話が逸れる確実に 「ふむふむ、つまり椿は彼女と一緒に甘酸っぱい同居生活をしたいわけだな」 姫島はこのクソオヤジと思考回路が似ているからである 「とにかく、部屋は余ってるから、住むことはできるわ。ただ姫島さんは大丈夫?ご両親は心配なさらないの?」 「……えぇ!大丈夫です!」 俺はオヤジに夢中(正確にはオヤジを鉄拳制裁)で全く気付いけなかった 姫島の少しの影に 気付いていたらなんてことは言わない。 ただ、気付いていようがいまいが 彼女と俺の運命は交わっていたのだ。 これが幸運なのか不運なのかは、この時にはわからなかった ただ、この時の俺は思ってたね確実に 「不幸だ…」 ってね。
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