第3章

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姫島が住み始めてから3日が過ぎた 今までの生活で変わった点があるとすればこれだ 「椿くん!おきてください!」 そう。俺の目覚まし担当が母から姫島に変わったことだった。 と言うのも、姫島曰わく 「一宿一飯の恩義です!」 ということで、家事を手伝うと言い出した だがしかし、姫島はそう超絶不運娘、普通に家事ができるわけがない。 すでに電子レンジは二台破壊され、シャワーはぶっ壊れ、掃除機はサイクロンパワーが大爆発してごみを弾き飛ばすようになってしまった。 そして緊急の家族会議の結果、姫島は俺の目覚まし担当となったのである。 「寝かせてくれよ……今何時だっ………て5時じゃねーか…。こんな時間じゃ新聞だって…」 「いいから早起きは三文の得!ですっ」 そうして、俺の上に乗ってくる姫島 「重い……」 「お、乙女に向かって重いとはなんですか!?これは椿くんちのご飯がおいしいのがいけないんですー!」 う、うるさすぎる 「あーっ!もう分かった起きる起きるよ!だから降りてくれ!」 そう言うとニッコリ笑って俺の上から降りる姫島 普通にしてりゃいいのにな…
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