14人が本棚に入れています
本棚に追加
姫島が住み始めてから3日が過ぎた
今までの生活で変わった点があるとすればこれだ
「椿くん!おきてください!」
そう。俺の目覚まし担当が母から姫島に変わったことだった。
と言うのも、姫島曰わく
「一宿一飯の恩義です!」
ということで、家事を手伝うと言い出した
だがしかし、姫島はそう超絶不運娘、普通に家事ができるわけがない。
すでに電子レンジは二台破壊され、シャワーはぶっ壊れ、掃除機はサイクロンパワーが大爆発してごみを弾き飛ばすようになってしまった。
そして緊急の家族会議の結果、姫島は俺の目覚まし担当となったのである。
「寝かせてくれよ……今何時だっ………て5時じゃねーか…。こんな時間じゃ新聞だって…」
「いいから早起きは三文の得!ですっ」
そうして、俺の上に乗ってくる姫島
「重い……」
「お、乙女に向かって重いとはなんですか!?これは椿くんちのご飯がおいしいのがいけないんですー!」
う、うるさすぎる
「あーっ!もう分かった起きる起きるよ!だから降りてくれ!」
そう言うとニッコリ笑って俺の上から降りる姫島
普通にしてりゃいいのにな…
最初のコメントを投稿しよう!