さくら

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サクラとユースケは運命的な出逢いを果たす。 それは専門学校の入学式の日の事だった。 学校前の公園の桜はまだ少しだけ残っていて、今にも落ちそうな桜の花が私の命の短さを表しているようで、私は涙を流し運命の過酷さを嘆いていた。 私は人生の最後に悔いを残さぬように、憧れだった服飾のデザインの道へと足を踏み入れた。 卒業できなくても、チャレンジする事が生きる希望に繋がる。 ただ死を待つのみでは哀し過ぎる。
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