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第一章
「…眠い。だるい。」
俺は何時ものように起きた
誰もいないリビング
帰った形跡がない部屋
俺…矢野圭の両親は俺が物心着いた時から殆んど一緒にいた記憶がない
ただたんに放任主義なのか
それとも本気で俺が嫌いなのか分からない
兎に角気が付いたらもう側にはいなかったのだ
圭「…寒いと思ったら雪か。」
今はまだ12月だし雪が降っていても大したことでは無いが俺の場合気候で命をも左右されてしまう
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