序章

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序章

ある病室で様々な機械そして医師や看護師達に見守られている少年がいた 「圭君!駄目だ、君にはまだやらなきゃならない事があるはずだ!こんな所で…」 一人の医師がそう叫んだ シュー シュー 一定に空気を送られてなんとか命を取り留めている少年が口を動かした 「せんせ…ごめ、んね。俺…無理、みた、い。せんせみたいに…人の…役に…立てなかった。ごめん、ね。」 「そんなこと良い!君はまだ生きれる!生きて生きて人生を歩んでくれ!それにな、圭君。俺は君に救われた。ただ病院で医師と言う仮面を被っていた俺に希望を与えてくれた!君のその笑顔に…だから…。 「せんせ…おれ…役に…立てた?」 「あぁ。立てたとも。沢山の人が君に勇気を貰った。命が救われたんだ!だから…」 「そう。良かった…せんせありがとう。またせんせに会えると良いな…。」 ピーーー 長い長い機械音が流れた .
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