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  首だけを後ろに向けるとニコニコ顔の蓮見がいた。 弘「なっ……なんでお前がここにいんだよ!?学校違うだろ!?てかなんで俺抱かれてるんだよ!?それになんで俺のいる場所っ……」 予想外の状況に俺はあたふたと混乱状態になる。 蓮「なんでって弘君に会いたかったからに決まってんやん。弘君が抱かれてんのは俺が抱きたかったからやで。場所がわかったんは愛の力っ」 ふざけたことを言いながら今度は全身を包むようにぎゅっと抱きしめてきた。 蓮見の吐息がうなじにあたり、背筋がゾクゾクっと際立った。 それを自覚した途端、俺の顔は真っ赤に染まる。 弘「ば、かっ……ちょっ……お前いい加減に……」 蓮「弘也、何かあったん?」 弘「……………え…」 急に問い掛けられ、思わず情けない声が出た。 蓮「弘也めっちゃ弱ってるやん。どーしたんよ?」 弘「お…前……なんで…」 真面目な声でそんなことを言われても、どう返せばいいかわからない。 蓮「この俺が気付かんと思う?一目見て様子おかしい思たわ」 「………」  
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