†01† 再会

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「まじうざい!くそ野郎ー!!」 「はぁ?!調子のんじゃねぇよ!!ちょっとかわいいからって、なめやがって!」 「菜奈!もう止めなよ……早く行こうよ」 私達は、仕事終わり行きつけのバーに向かっていた。 ところが、途中で二人組みの男に絡まれて……まぁ、ナンパってやつだ。 しつこい男に嫌気が差し、ついに菜奈が食ってかかってしまい、とてつもなくめんどくさい展開になっていた。 菜奈の手を引いて、抜け出そうとしたがもう一人の男に道を塞がれてしまった。 私は、男を睨みつける。 「……退いてくれません?」 「いやでーす♪俺らに付き合ってくれたらいいじゃん!」 「もうっ!!本っ当うざーい!!だから、女に構ってもらえないんじゃん!」 「なんだとー!?」 「菜奈もやめなさいって!私達、急いでるんで……」 制止してみたものの、菜奈の暴言は止まらず、男達は苛立ち突然私の腕を強く掴んで引っ張る。 「痛っ」 「ちょっと!彩を離しなさいよっ!!」 「あんたが謝って、二人で大人しく付いてきたら離してやるよ?」 全く、ばかな男というのは力でなんでも押し通そうとする。 私も、そろそろ限界……。 「気安く触ってんじゃねーよ」
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