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そうして、私達は別れた。
それから数分歩き、いつもの店に入りカクテルを頼む。
「それにしても彩にあんなイケメンの幼なじみがいたなんて!なんで教えてくれなかったの?」
「なんでって言われても、そういう機会がなかっただけだよ」
「ふ~ん、ていうか本当にそれだけの関係?菜奈はもうちょっと二人は深い関係のように見えたけど~」
……菜奈はこういう時は、なぜかさえている。
私は少し動揺した。
確かに私と佐倉は、幼なじみであり、前の会社の先輩後輩ではあるが、一度だけそれ以上の……男女の関係になったことがある。
それは、一年位前のことだ。
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