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14年前・・・。
雪菜が亡くなってから、2年間が経った。
愛莉は、立って歩ける様になり言葉も少し話せる様になっていた。
俺は、その頃 雪菜が居なくなったせいか 喪失感があり 育児放棄していた。
綾さんにも、もう無理と言われ 俺は愛莉を引き取り一緒にアパートに住んでいた。
それでも、仕事をこなしていた。
そうしないと、生きていけないから・・・。
愛莉の面倒は、姉さんが来て見てくれていた。
本当に、家族には迷惑をかけていたな・・・。
愛莉を見ると、涙が流れてくる・・・。
成長につれて、面影が雪菜に似てきて見れない・・・。
愛莉は、俺にまとわりついて来て何時も同じ事を言う・・・。
[ぱーぱ、まーまは?]
と、雪菜の居場所を聞いてくる・・・。
それが、鬱陶しくて 無下にしていた・・・。
でも、愛莉は泣きながら聞いてくる・・・。
その時、俺は嘘をついて誤魔化した・・・。
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